くれき野祭で出店した「串焼き屋」の売上を長野県立こども病院に寄付しました。
当初から売上はどこか公的な機関に寄付しようと決め、「串焼き屋」の計画を進めていました。
生徒たちと話し合った結果、寄付先が県立こども病院に決まりました。
少ない金額ではありますが、病院で過ごしている子どもたちのために有意義に活用していただけると嬉しいです。
県立こども病院さんの計らいで、院内学級を見学させていただきました。
終業式後だったため児童生徒は帰宅後でいませんでしたが、先生から学級の様子を伺いました。
院内学級とは県立こども病院内に開かれている学校であり、通学してくる児童生徒は、
県立こども病院に入院している小中学生です。
院内学級まで足を運べない子どもたちには、ベットサイドで学習支援を行うそうです。
退院後、円滑に元の学校へと復学できるようにと、
教科書やワークブック等は転学前の学校と同じものを用いるそうです。
また、長野県独自の取り組みとして、退院後すぐに復学できない児童生徒に関しては
教員免許を持った人が長野県教育委員会に「支援員」として登録し、
児童生徒の自宅に訪問し、学習支援を行う制度があり、実施しているということでした。
その他にも、外に出ることができない児童生徒のために外部から講師の先生を招き、
講座を開いているなど、さまざまな取り組みを実施していること伺い、
県立こども病院の手厚い教育方針に感動しました。
外に出られなくても、頑張って勉学に励んでいる子どもたちがいる。
本校の生徒たちもそういった現状を知ることで、自分の足で学校に通い、
大勢の友達と勉強ができることに幸せを感じ、今よりももっと自分を大切にし、
勉学にも熱が入るのではないかと思いました。
今後、本校の生徒たちが直接、県立こども病院の子どもたちと交流する機会が設けられればいいなと思います。
その後の全校集会で、寄付の報告を行いました。
生徒たちも自分たちの取り組みが地域の役に立っていることを実感し、
改めて達成感や満足感を感じることができたのではないかと思います。
さて、今年度の登校日も残りわずかとなりました。
しっかりと体調管理を行い、安全に登校しましょう。